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物流改善事例:誤出荷対策

現場が発案した日付逆転を防ぐツールで誤出荷防止
目視できる札の貼付で製品を分別

食品を扱う物流拠点では、出荷すべき製品の日付を間違う(日付逆転)ことは厳禁とされています。納品先が指定する日付を守らなかった場合は「誤出荷(誤納品)」という扱いになるほか、日付逆転は過剰在庫の一因となったり、食品衛生上の問題となる可能性があるからです。

当社の中部エリアのある拠点では、このルールを徹底するため、「番号札」や「アイテム終了確認札」といったツールを使用して、大きな成果をあげています。現在では他の物流拠点でも同様の取り組みを展開しています。

目視のサポートで誤出荷を防ぐ

誤出荷対策 製品そのものや外箱には、製造年月日や賞味(消費)期限、生産ロット番号などが記載されており、作業スタッフはそれを確認して、指示(出荷オーダー)された製品をピッキングしていました。しかし、製品の外見は同じだったり、記載項目の文字が小さかったりで、チェックが不十分となり、誤った製品を出荷してしまうケースもありました。

そこで、製品にピッキングすべき順番を記載した「番号札」を貼付。作業員は製品や外箱の細かい記載項目を確認しなくても、「番号札」が掲げられているゾーンから製品をピッキングすればいいというルールに改めたことで、誤出荷を防げるようになりました。

「終了確認札」によるアイテム混在回避も、誤出荷対策に有効

一方、「アイテム終了確認札」はその日、製造ラインから供給される同一アイテムが積まれた最終のパレットに貼付するようにしました。それ以降はアイテムが切り替わることをフォークマンに知らせることで、一時保管すべきエリアの変更などを行います。別アイテムであることや製造ロットが異なることを、「アイテム終了確認札」できちんと伝達することで、出荷のタイミングが違う製品が保管スペースで混在してしまうことを回避できるようになりました。

誤出荷対策

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