食品倉庫サービス
食品管理に特化した3温度帯施設
近年旺盛なEC物流ニーズにも対応
食品物流に対するニーズは年々多様化しています。地球環境保護やSDGsに向けた省エネ化の推進や環境負荷の軽減はもちろんのこと、近年、とりわけ新型コロナ以降は、「食の安心・安全」を徹底するための衛生管理レベルの高度化や、「巣篭もり消費」拡大を背景にしたネット通販需要への対応(多頻度少量出荷など)を求める声も高まりつつあります。当社では現在、こうしたお客様からの要望を受けて、全国各地に展開している食品倉庫の機能強化に取り組んでいます。
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これからの「食品倉庫」に欠かせない機能・役割とは?
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食品衛生法など法令に基づいた衛生管理の徹底
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食品それぞれの特性に合わせたきめ細やかな温度管理
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消費(賞味)期限管理の徹底とトレーサビリティー
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ネット通販、D2Cに対応できる多頻度少量出荷体制の構築
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食品倉庫内での衛生管理の徹底
食品を扱う倉庫施設内を常に清潔な状態に保つとともに、食品に直接触れる庫内作業スタッフの手洗いや消毒、身だしなみチェックなどを徹底することで、商品への異物混入や品質劣化などを防いでいます。また、新型コロナ以降は作業スタッフの検温、体調管理といったウイルス対策にも取り組んでいます。
庫内温度をモニタリング
少しの温度変化で品質に影響が及んでしまう食品も少なくありません。そのため、当社の食品倉庫では、庫内スペースの各所に温度計を設置し、担当スタッフが朝、昼、晩の1日3回体制で、目視によって温度状況をチェックしています。庫内温度の異常が確認された場合には、すぐに所属長や空調機器メーカーに報告・連絡し、迅速に対策を講じるようにしています。
3温度帯管理を支える食品倉庫の設備
当社の食品倉庫は、冷凍(フローズン)、冷蔵(チルド)、ドライ(常温)の3温度帯に対応しています。庫内は、保管・流通加工スペース、荷捌きスペースともに常に一定の設定温度に保っています。太陽光発電設備を導入し、省エネ化やCO2削減を推進するとともに、自然冷媒の活用によるフロン削減などにも取り組んでいます。
商品特性に合わせた温度帯設定
食品にはそれぞれ“美味しい”状態を維持するために適した温度帯が存在します。当社の食品倉庫では、お客様からお預かりする商品(食品)の入荷〜保管〜ピッキング〜流通加工〜荷揃え〜トラックへの積み込みに至るまでの物流工程を、常に最適な温度帯で管理しています。
温度帯変更での出荷にも対応
冷凍状態でお預かりしている商品を解凍した後、冷蔵帯の商品として出荷する。ここ数年はこのような温度帯変更の作業ニーズが増えています。ケーキ類、加工肉、総菜類などを対象に、解凍後ご指定の冷蔵温度帯での出荷に対応しています。
先入れ先出しの徹底で在庫削減
当社の食品倉庫では、先に入荷された商品を先に出荷する「先入れ先出し」管理を徹底しています。食品は、残存消費(賞味)期限の短い商品の入荷(仕入れ)が卸売業や小売業から拒否されるケースが少なくありません。先入れ先出しは、仕入れNGによって商品が不良在庫化することを防げます。
WMSで食品の履歴を管理
自社商品の生産ロット番号や消費(賞味)期限といった基本データや、商品がどこ(所在)にどれだけ(在庫量)あるのか。どの商品はいつ、どこに出荷されたのか。食品倉庫でお預かりした商品の様々な情報を、お客様は当社のWMS(倉庫管理システム)を通じて、リアルタイムに追跡管理(トレーサビリティー)できます。
食品EC物流への対応力
EC化の波は食品業界にも着実に押し寄せています。新型コロナによる「巣篭もり消費」の拡大で、その傾向に拍車が掛かりました。冷凍帯や冷蔵帯での管理を求められる食品も、いまやネットで購入される時代です。当社の食品倉庫は、多頻度小口での出荷など食品のEC物流ニーズに対応できる機能を整備しています。D2Cを展開する食品メーカー様などにその機能をご活用いただいています。
食品通販物流、流通加工もお任せいただけます。